記名
大切にしているものに所有者の名前を書かされる
用意するもの
- 大切なもの
- ペン
- 必要ならシールや付箋
方法
奴隷、性処理道具、家畜、おもちゃ、ペット。
どんな呼び方でもいいのですが、あなたが自分の権利を放棄して誰かの所有物になったとき、どんな気持ちになるか、この調教課題で体験してみましょう。
あなたが大切にしているものを用意してください。
なんでもいいですが、思い入れのある物品がいいです。
ぬいぐるみや本、写真集、賞状など、形あるものですね。
その大切にしているものに、ペンであなたのご主人様の名前を書きなさい。
好きな人や特定のご主人様がいるあなたは「〇〇様」と、僕の名前を書きたい人は「管理者様」と書きます。
この課題はあなたの大切なものを傷つけるので、そこまで勇気の出ないあなたには救済策を設けます。
シールや付箋を使って、綺麗に剥がせる状態でやってもいいです。
ただし本気で調教希望のあなたへを考えていたり、僕と課題実行の約束をしている場合は、後戻りできない方法で実行しなさい。
ご主人様の名前を書くことができたら、それを見つめて、自分の中にどんな感情が湧いてくるか観察します。
その気持ちを言語化して報告してくださいね。
ポイント
僕が管理していたマゾに、あるきっかけで贈り物をしたことがありました。
なんでもないイヤリングなのですが、その子は涙ぐむほど喜んで、いつも大切につけてくれていました。
ある日、その子が、僕の基準ではかなり深刻な失敗をしました。
僕が与えた命令に従うことができず、正当な理由なく自分の感情を優先させてしまったのです。
その子は深く反省して、「どんな罰でも受けます」と言いました。
僕が言い渡した罰は「僕が贈ったイヤリングをその場で捨てること」でした。
彼女がボロボロと流した涙を、今でもよく覚えています。
イヤリングを捨てるという行為に傷つき、苦しむ彼女の瞳の奥に、逆説的ですが、「私はこの人のものなんだな」という実感が広がっていくのがありありと見えました。
この調教課題が狙っている感情は、「興奮」や「快感」とは少し違います。
それは「焦燥」であり、「当事者感」であり、「被支配の実感」です。
この調教課題を通して、あなたの心にも小さな傷を作ることができたら、とても嬉しいです。