狼

用意するもの

この調教課題では、あなたは本能に従う野生の狼になります。

夜間、できれば月明かりのある日に人気のない野外へ行きます。
実行する場所は自由ですが、屋内ではなく必ず野外でするものとします。
またその場で排尿するので、迷惑にならないような自然の場所でするようにしましょう。

まず服をすべて脱ぎ、全裸になります。
これからあなたは誇り高き狼です。

利口な狼がするように凛としたお座りの姿勢をとります。
月が出ている場合はその方角に身体を向けましょう。

深呼吸をして精神を集中させます。
それから全身の力を込めて、狼のように遠吠えをしなさい。
「アオーゥ」となるべく大きな声で、なるべく長く、一度のみ吠えます。

遠吠えが終わったら、その場で四つん這いになり、片足を上げて排尿します。
自身の獣性をしっかりとマーキングできたら、服を着て立ち去りましょう。

ハードな露出を行う調教課題ですが、本質は人間性の放棄と野生への回帰のほうにあります。
全裸になり月に向かって全力で吠えたとき、理性ある人間としてのあなたが一時的にでも姿を消し、マゾとしての本能が残るでしょう。

遠吠えをするだけで終わらないのが、僕がこの調教課題に込めたちょっとした悪意です。
声を聞きつけた誰かが様子を見に来るかもしれない中で、少しの間とはいえ醜態を晒しておかなければなりません。
それはまた、どんなに気高く月に吠えても、あなたは所詮浅ましい雌犬なのだというメッセージでもあります。