管理者について
このサイトのひとつひとつの文章を血の通ったものとして感じてもらうために、どんな人間がそれを書いているのか知ってもらうことも大切です。
そこでここでは、僕自身のことを少しだけご紹介します。
僕はネット上で固有の名前を使っていません。
あとで現実世界で会うことがあると、呼ばれる名前のギャップが違和感になるからです。
SMの世界では「管理者」という一般名詞を使っています。
あなたも調教課題の報告などで僕とコンタクトを取るとき、呼び名が必要なら「管理者」と呼んでくださいね。
年齢は33歳です。
身体的特徴を言うと、黒髪で、肌は白いです。身長が 180cm ちょっとと高めで、スーツが似合うとよく言われます。
薄めの顔立ちをしていて、ネットを通して出会う人にも、男性としての魅力を感じてもらえることが多いと思います。
性格的な面を話すと、普段の僕は、周囲から「有能」「理知的」「温厚」「紳士的」「感じがいい」と評されることが多いです。
こうした評価は、自分でも当たっていると思っています。
それなりにきちんとした家庭で育ち、それなりに良い教育を受け、読書や有意義な会話を好みます。
一緒にいる人を不快にさせない雰囲気があるのではないか、と自分で思います。
今はとても好きな仕事に就いています。
チームで物を作り上げる系統の仕事で、チームワークとクリエイティビティを要求されます。
どんな仕事でも平均よりうまくこなす自信はありますが、今の仕事には適性があり、相応の待遇も得ています。
僕がこのようなサイトを作ったり、女性を物のように扱ったりしていることは、日常の僕を知る人たちにはまったく想像できないでしょう。
ですが、僕の心の奥底にはずっと昔から、「人を支配したい」という昏くて熱い欲望がありました。
目の前に自分の「物」である存在がひれ伏しているのを見下ろすと、心を直接舌で愛撫されているような、疼くような歓喜を感じます。
そういうときには同時に、心の別の部分がすっと冷めていきます。
「これ」を、もっと追い詰めたい。
耐えられないくらいの屈辱と快感を与えて、涙でぐしゃぐしゃになった顔が見たい。
依存させて、手ひどく突き放し、すがり付いてくる様を見て笑いたい。
決して抜け出せない堕落の崖に向けて、この背中を押してしまいたい。
そんな癒えることのない渇きが、自分でも思いもかけないほど残酷な気持ちとして浮かんでくるのです。
僕は「〇〇しろ!」などと声を荒らげたり、暴力で脅して命令に従わせるようなことはしません。
しかし僕の言葉には、語気荒い命令よりもはるかに強い毒が含まれていると自負しています。
「人を支配すること」に対する悪意にも似た欲望と、そこから発する甘い毒のような命令。
SMの世界の僕は、そんな人間です。