安全について
「しない」こと に引き続き、安心にまつわる話をここに書こうと思います。
性病のリスク管理
Rの調教記録 では中出しをするためにピルを服用する話が出てきますが、
コンドームなしで性交するとなったら、妊娠のほかに警戒するべきリスクとして、性病があげられます。
というよりも中出しに限らず、粘膜の接触を持つのであれば、性病は当然に警戒すべきリスクだと言えます。
僕は見ず知らずの相手といきなり粘膜を接触させるほど破天荒な性格ではありません。
新しいマゾと関係するときにはコンドームを着用します。もちろん挿入時だけでなく、フェラなどもゴム越しです。
また、新しいマゾと関係することが分かった時点で、性病の検査を受けます。
最近は郵送で検査を受けられるキットがあるのをご存じですか。とても便利で、僕はこれまでに何回も利用しています。
HIV、梅毒など深刻なもの、クラミジアやカンジダなど蔓延が指摘されるものなど主要な検査対象をカバーして、だいたい15,000円くらいです。
粘膜が直接触れるような関係になる場合には、相手にも同様の検査を受けてもらいます。
もちろんこの費用は僕が負担します。
ちなみに今までに性病が確認されたことは、僕にも相手にも一度もありません。
しかし、万が一に備えるために今後も実施するつもりです。費用も、安全のためのコストだと考えれば非常に安いと思っています。
情報の管理
Rの全裸免許画像の話を聞いて、あなたは情報の管理について不安に思ったかもしれませんね。
マゾたちが僕に渡した人に見せられないような画像や動画は、とても厳重に管理されています。
しかし、どのように管理されているのでしょうか。
僕が誠実に画像を管理すると言っても、ウィルスや僕自身のヒューマンエラーによる流出も考えられます。
ネットへの流出のリスクを一番少なくするにはどうすればいいでしょうか。
それは、ネットにつながない端末に保存しておくことです。このような端末は、専門的にはスタンドアロン端末と呼ばれます。
僕が保存用に使っている端末は、物理的にネットワークにつながる機構をもっていないため、流出させようとしても不可能です。
さらに、考えづらいことですが、端末を紛失したり、ネットワーク接続機能を持ったUSB機器を差し込まれたとしてもまだ安全です。
各ファイルに対して、個別の強い暗号化がかかっているからです。
僕の頭の中にあるマスターパスワードのみがそれらのファイルを意味のある情報に復元することができます。
このように、とても強い安全策で秘密を保護しているので、その点もご安心ください。
セーフワード
プレイ中の安全についても書いておきましょう。
セーフワードについてご存知でしょうか。ある程度SMの世界を覗いている方にとっては常識ですが、あなたが初心者だと想定して説明しますね。
SMの世界では「いや」とか「やめて」を字面通りに受け取れない場面があります。
痛いことや嫌なこと、気持ちよすぎることをするのがプレイという側面もあるので、そのような言葉は無視されがちなのです。
実際にあなたも、口では嫌と言っても本当はやめてほしくない、そんなマゾヒスト的な感覚になったことがあるかもしれません。
ではもし、本当に嫌でやめてほしいときはどうすればいいのでしょう。
あなたが必死に「いや」とか「やめて」と言っても、興奮したサディストがさらに行為を進めてしまったら危険ですよね。
そのためにSとMの間で事前に決めておく合言葉が、セーフワードです。
僕は「哀しいです」をセーフワードにしています。
また口がふさがっている場合に備えたセーフジェスチャーとして、首、手首、足首のいずれかを回す行為を採用しています。
プレイ中にあなたからこれらの発信があった場合、僕は行っている行為を即刻中断して、拘束を解きます。
これは安全のための絶対の原則なので、嫌よ嫌よも好きのうち、はありません。
新しく僕と関係するマゾには、このセーフワードとセーフジェスチャーを必ず練習させます。
プレイに関する安全性については他にも、たとえば拘束時の緩みの基準や器具の殺菌など様々ありますが、いずれも正しい知識に基づいて安全なバッファを確保して進めています。
ちゃんとプレイが行き過ぎることのないような配慮をしているので、そこもご安心ください。
まとめ
SMの前提として必要な安全策について、どのようなものを講じているのか説明してきました。
このようなことは管理する側が認識していればいいことではありますが、相手が「安全」をどのように考えているかが分からなければ、あなたは「安心」して身を任せることはできないですよね。
将来もしあなたがご主人様を選ぶことになっても「安全」は一番重視されることと思います。
調教記録や調教課題の記事では、伝えたい内容がほかにあるため、このような舞台裏、基礎の部分は丁寧には説明できていませんでした。
この記事が、あなたの「安心」につながれば幸いです。
もしさらに知りたいこと、不安なことがあれば、遠慮なく質問してくださいね。